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BEER

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FATBOYS SLIM LEAGUE

そばがきのような素朴で優しいけどモチっとした存在感で飲みやすいけど飲みごたえのあるビール。そばセゾン
原材料:そばの実/ホップ/アイリッシュモス
ABV:4.0 IBU:30 SRM:5

¥3,960 ~ ¥15,840

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2013年、2月。
南港(サザンポート)沖から西に400キロ地点に存在するニシナリ唯一の海域、南海(ナンハイ)。


その南海地域に海上要塞として建設された人工島群、舞洲(マイシマ)諸島がある。
地図上には存在せず、政府も公式には認めていないが、原住民(ニシナリーズ)たちには周知の事実だ。
わざわざ、上陸しようと思わない、また厳重な警備もあり、公安特殊部隊の訓練場に使われているのでは、
との噂が、
原住民(ニシナリーズ)の間では蔓延っていた。

単独用自動操縦型潜水艇に乗り込んだ
ホフピンスキの脳内に、微小機械(ナノマシン)を通じてくぐもった拡声器で語りかけてくる。
忌々しくも懐かしい声だ。
多くの者にとってその答えはひとつしかない。

冬のダイビングは好きじゃないな。
岸に上がったあとは冷たいビールで乾杯をするもんだ。
この冬の寒さは似合わないだろう?
ホフピンスキがつぶやくも返答はない。
語りかけは続く。

舞洲諸島沖の孤島、夢洲(ドリーム・アイランド)にある核兵器廃棄所。
政府公安特殊部隊FATBOYSと、
彼らの率いる微小機械(ナノマシン)を注入された次世代型特殊私兵軍隊が突如蜂起し、夢洲を占拠した。
昨日の事だ。

昨日?ホフピンスキが思わず聞き返す。
随分と迅速な対応じゃないか。あんたらにしては。
ホフピンスキの問いかけを聞こえているのか否か、
語りかけは続く。

彼らが政府に突きつけた要求は天然勿布300トンだ。
要求が48時間以内に受け入れられない場合、
彼らは2‐10郭(ツーテンカク・タワー)で放電爆発を起こすと言っている。

それで核兵器廃棄所か?
やつらはそこで放電爆発を起こせる核兵器を作っているのか?
返答はない。
語りかけは続く。

ホフピンスキ、君に与えたれた任務は2つある。
夢洲に秘密裏に存在する核兵器廃棄所に潜入し、
人造忽布の世界的権威である薬師丸博士の安全を確保、救出すること。
そしてもうひとつは、
彼らの放電爆発能力の有無を調査し、
事実ならそれを阻止することだ。

ヤクシマル・・・・
ホフピンスキは二日酔いの頭で観ていた3日前のニュースを思い出した。
南港で学会の後消息が不明になっていたというあの薬師丸博士か!?どうなんだ大佐?
返答はない。
語りかけは続く。

君にはこの潜水艇で廃棄所の近くまで単独で接近してもらう。

で、そこからは?
ようやくホフピンスキの問いかけに、『大佐から』返事があった。
最初の語りかけから2分35秒が経過していた。

泳いでくれたまえ。

語尾に少し笑いを含んだような湿り気のある声で、『大佐』の語りかけは続く。

島に接近後、この潜水艇は破棄してくれたまえ。

政府公安特殊部隊FATBOYS。
かつてホフピンスキ、君が所属し、わたしも指揮を取った事のある特殊部隊だ。

解散させられたんじゃなかったのか?
ホフピンスキが疑問を投げる。

表向きは、だ。『大佐』が返答する。
数々の暴動鎮圧の手法責任を問われ、時の長官、ドナルド・マクガイヤーがFATBOYSを解散させた。
君やわたしの在籍時だ。覚えているだろう。
わたしや君も、その時の責任を取る形で、
退任していたが、
政府はある壮大な計画遂行のため、FATBOYSを存続させていたらしい。

壮大な計画?

大佐が答える。
私にもそれは知らされていない。ただ、大きな目的があるとのことだ。
このニシナリを、人類の未来を輝かせるために
壮大な計画、私にはそこまでしか知らされていない。

夢洲全体が核廃棄敷設となっている。
厳重な警備のはずだ。
無事に上陸したあとは、最新鋭の弐足歩行型装置を用意する。

だが我々が支援できるのはそこまでだ。
ホフピンスキ、いつものように、単独での潜入任務(スニーキング・ミッション)だ。
非公式の極秘任務だ。公式な支援はあてにしないでくれ。

潜入任務名(オペレーション・コードネーム)はFATBOYS SLIM LEAGUE。
ホフピンスキ。健闘を祈る。