Derailleur Brew Works

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BEER

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きまぐれ おたべロード

少しビターでスイートネス。
80年代のトレンディドラマをイメージ。ライトな飲み口でドリンカブルなスタウトです。
ハニーミルクスタウト
原材料:麦芽/ハチミツ/乳糖/ホップ/アイリッシュモス
ABV:5.0 IBU:- SRM:-

¥3,780 ~ ¥15,120

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なんかいいことないかなあ 
男がいて、女がいて、7人だから、こんがらがっちゃうよね。
ブレンダはイジワルを思いついたような顔をして、そう笑った。


ちょうど一年前に、この道 -おたべロードって俺たちは呼んでいた。
美味い酒とご飯を食べさせてくれる店がいっぱいあって、ただそれだけの理由で- を通った夜。

今でも思い出す。ブレンダのイジワルな笑顔と、あの夜を。

大雪が降ったせいで、おたべロードは車の長い列。
どこまでも続く赤いテールランプを俺はずっと眺めていた。
暗い暗い闇が包むおたべロードに滲む赤い灯を、二人、いつまでも見ていたんだ。。。

俺はツアーコンダクター、ブランドン・アプサル。朝起きるとベッドに知らない女が寝ていた。
ソイツを起こさないようにベランダに出て、俺の友人であり、ガールハントの相棒でもあるディランに、
電話をかけるところから7人の恋物語は始まる。

酔って記憶をなくした俺は昨晩、初対面で意気投合したブレンダを部屋に泊めていたらしいのだが、
ブレンダにも記憶がなく、目を覚ますなり一悶着となる。

WEBライターを目指すブレンダは、報われぬ恋に身をやつす友人ケリーに新しい恋を!と、
仲間であるアンドレアやドナに言われ、取材をした相手に「友達を連れてきて」と合コンを申し込む。
ブレンダから友達を誘うよう言われた取材相手ってのは、まさかのデイビッド。
彼は学生時代からの友人である、ディランと俺を誘い、待ち合わせの場所に向かう。
いつもの黒いスタウトが、俺達の待ち合わせと乾杯の合図だった。

俺とブレンダの再会、ディランにのめりこむケリー、両親の不仲の影響で女性を真剣に愛せないディラン。
そしてケリーを心配しながらもディランと同じ傷を持つアンドレア。
そのアンドレアの孤独を心配するデイビッド。
会えば喧嘩ばかりしている俺とブレンダ。

それは近所のスーパーでも食堂でもコインランドリーでも、
いつものカフェ、『holoholo』でも。
さまざまな場で繰り返されるが、驚くほど
俺たち2人の好みはそっくりだった。
そしていつも俺たちは黒いスタウトで乾杯をし、仲直りをしたんだ。

不器用なアンドレアは俺の明るさと、人に対する肯定的な思いに惹かれたらしく。
やがて俺たちは一夜を共にするが、
何かが違うという思いがすぐに俺たち2人の間に広がっていく。
「彼女はかわいそうな子なんだぞ」
ディランに言われて俺はこう言うのが精一杯だった。
「一番好きな人が誰なんか、やっとわかったんや」

嵐の夜、俺の告白がきっかけで、俺とブレンダは結ばれたんだ。
なんでもない夜の事だ。でも、二度とはもう、戻れない嵐の夜。

けれどブレンダにはアメリカ行きの話が持ち上がる。
彼女の夢であるホワイトハウス専属のWEBライターになることが叶うのだ。
俺たち2人が離れてはだめだ、というアンドレアの強い制止がブレンダを迷わせるが、
俺は彼女の背中を押すことにした。
「行って来い。待っててやる」

一方、ディランのつれなさにさんざん悩まされたケリーはしたたかさを身につけていく。
妊娠したといって彼に迫る同僚の女性の嘘を暴いてディランを助け、
ケリー自身はディランの前に素敵な男性と共に表れる。
ディランはケリーを抱きしめ、はじめて愛を誓うのだった。

ひとりぼっちになったアンドレアにはデイビッドの存在が何よりの支えだった。
海外FAの権利を取得、メジャー6球団からの誘いがかかったデイビッドを
「行かないでよ、デイビーちゃん。あたし、デイビーちゃんを好きになる」
とアンドレアは止める。

ブレンダの歓送会には幸せそうなディランとケリー、
お見合いで結婚が決まって嬉しそうなドナ、
そしてお揃いのミルウォーキー・ブルワーズのユニフォームを着たアンドレアとデイビッドの姿があった。
ブレンダがアメリカに発つその日。
俺の励ましで背筋を伸ばし、空港でちょっぴり俺に強引なキスをして、
ブレンダは日本を発った。

そんな、おたべロードではじまった、7人の恋の物語。
何でもないような事が、幸せだったよな、って思う、そんな7人の恋の物語。