Derailleur Brew Works

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BEER

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never young peach

上方麦酒×スタンドうみねこ×Derailleur Brew Worksのコラボ。
小麦を使った、りんごと白桃のほんのり甘酸っぱいビールです。
フルーツテーブルウィート
原材料:麦芽/フレークオーツ/塩/桃果汁/リンゴ果汁
ABV:5.0 IBU:19 SRM:3.5

¥3,960 ~ ¥15,840

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いつものように、幕は開く。

最初のステージは、2‐10郭(ツーテンカク・タワー)の下のステージだったな。
6人が立つだけで、身動きが取れなくて。
キレッキレのダンスを見せたがる劉鈴(ユーリン)ちゃんは、
怒ってステージの下で踊ってた。
ぼくは、そんなことを思い出す。

ぼくは、グラスで背中を叩かれて、われにかえる。
プロデューサーのシカタさんだ。

シカタさんが、そのビール、飲み干せ。
もうステージに行けって目配せをする。
ぼくは黙って頷くだけだ。おいしい。
今日が僕の卒業のラストステージで。
最後の一曲を歌わせて貰う前に、ぼくは一度ステージ裏に引き上げたんだった。

ときどき、フットライトの眩しさが、ぼくをまっしろにするんだ。
わすれてしまいたいことを、わすれさせてくれそうなぐらい。
でも、わすれちゃいけないことは、みんながにぎりしめてくれていた。

2‐10郭(ツーテンカク・タワー)の放電爆発は、ぼくたちの最初のステージのときに起きた。
気がついた時は、鼻をつく忽布の匂いと、亡くした足と。劉鈴(ユーリン)もそれからいない。
ひなびた港町、南港(サザンポート)にある教会の前でぼくはたたずみ、

生まれてはじめて着る喪服の着心地の悪さと
でもちょっとかわいいなこの服って思ったぼくの性格の悪さに
祈る言葉さえ、なくしてた。
カネダって牧師と、横で鎮魂歌(レクイエム)を弾く女の子がすごく可愛くて、フリアールだったかな。
すごく覚えている。ほんとに性格がよくないよな。ぼくは。

劉鈴(ユーリン)は生きているって報せがきたんだ。
人造忽布を探しているっていってた。たぶん復讐なんだと思う。
ぼくは会いに行くべきだと思ったし、もうみんなとここで歌うことはできないんだと思ったし。
そして、みんなが、後押ししてくれた。シカタさんも。
だから追いかけようかなって思う。ひとりで。

ぼくはステージに戻る。フロアに響く歓声。ちょっとうれしい。
最後なんだなって思うと、なおさらなんだ。

MCの、りんごたそ-アイスばっかり食べてるのにガリガリなんだよな-が、
ももちゃんと、最後にうたうのは、『Never Young Peach』!
って上手に煽ってくれる。

そうだね。いつまでもわかくはないんだよ。
ぼくだって、いつまでもわかくはないんだよ。

ぼくのパートから曲ははじまるんだ。

I wanna see ってきみがいうの
if you wanna see ぼくの世界を
モモの笑顔で満たす sunset what it means
to be the girl with the master plan Are you the girl now?
Artificial leg on the レフトサイド
メンテナンスは必要だよ?
ぼくだっていつまでも若くないんだよ
だけど、モモは大丈夫だって、きみは出ていくから
never young peach
人造忽布を探す旅の途中も、ぼくはずっときみに夢中
キック、キック、アンド、スネア、ちょっとばかりのgoast note

きみの選んだことだから
きっとだいじょうぶさ
きみが心に決めた、ことだから
そして、僕は、途方に暮れるよ。
って、シカタさんが、振り向くと言ってくれた。

シカタさんが途方に暮れてどうすんのさ
ぼくは泣きながら、笑ってしまって。
悲しませないものを、ぼくの世界のすべてにしてくれた、
彼のやさしさだって気付くのに、
そう時間はかからなかったんだ。



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大阪の淡路の上方麦酒と、心斎橋のクラフトビアスタンド、スタンドうみねこ、そしてDerailleur Brew Worksのコラボレーションで出来た新作。
りんごと白桃で作った、フルールテーブルウィートです。
東海岸のタップルームではよく常設している、食中酒、食前酒として飲みやすいテーブルビールをコンセプトに、小麦を使って、りんごと白桃、ほんのり甘酸っぱいビールが出来ました。